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2019年04月07日
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「引渡し猶予」という方法 【住替え向け】

不動産取引の契約手法のひとつに、引渡し猶予というものがあります。

住替えをされる方は、不動産会社からお話を聞いたことがあるかもしれません。

読んで字のごとく、不動産の引渡しを一定期間猶予してもらう契約手法です。

引渡し猶予を利用すると、仮住まいを利用することなく住替えできるため、状況によっては非常に有効な契約手法になります。

しかし、買主様にとってはリスクが生じる可能性がありますので、確実に理解をしてから契約をしないと痛い目にあう場合もあります。

引渡しを猶予してもらう?

不動産の引渡し(登記の移転)は、売買代金の全額を支払ったと同時に行います。

つまり、買主様が売買代金全額を支払った瞬間に、不動産は買主様のものとなります。

しかし、引渡し猶予契約の場合は、売買代金全額の支払いを済ませて、買主様が所有者になっているにも関わらず、売主様が住んでいるという状況が一定期間存在します。

ねじれの期間に引越しが出来る。

引渡し猶予契約の最大のメリットは、売主様側に存在します。

それは引渡しを猶予してもらっている期間に、新居への引越しが出来る点です。

通常は一度仮住まいに出ていく必要が生じますが、引渡し猶予契約の恩恵でその必要がなくなります。

現住居に担保がついているときに有効

売却する不動産に担保が残っているときに、引渡し猶予契約は利用されます。

新居を購入するにあたり、前住居(売却する不動産)の担保を抹消することが銀行から条件として挙げられることがあります。

担保の抹消は売買代金を充てるので、売却を先行して行う必要があります。

その場合は仮住まいに出ないと、住替えは成功しません。

(例)

・25日に売却26日に購入⇒25日には前住居を明け渡すので、26日まで家無し

・25日に売却25日に購入⇒売却の引渡し~購入の引渡しまでの間、家無し

              不可能ではないが、物理的に難しくリスクがある

・25日に売却24日に購入⇒担保を抹消していないので、銀行が認めない

・引渡し猶予契約を利用  ⇒25日に売却し、26日に購入、27日に引越しが可能

買主様は要注意です!

こういった場合は買主は不動産会社になることが多いです。

しかし、一般の方が買主になる場合も少しありますので、ご注意ください。

一番の注意事項は、引渡しを猶予した分の金銭は一切もらわないこと!!

1日だろうが1週間だろうが、引渡しを猶予した分の金銭等の授受は一切行わないでください。

金銭授受をしてしまうと、賃借とみなされる可能性がゼロでなくなり、猶予期間に売主様が出ていかなかった場合に、厄介になります。

この部分は、大手不動産仲介会社でも賃貸の経験がなかったり、知識が甘かったりすると見落としがちです。必ず注意してください。

住替えはスケジュールとお金の管理が重要になります。

心配点があるかたは、お気軽にライフアーキまでご相談ください。

この記事を書いた人
内藤 文弥 ナイトウ フミヤ
内藤 文弥
不動産売買店 ライフアーキ代表 / 有度二小 - 清水七中 - 静岡東高 - 山口大学工学部卒 / 見た目は大柄ですが声が高めで恐くない / 髭が濃い / 2019年はゴルフに注力。スコア95を目指します。現在ベストスコア97。ついに100きり / お酒も好きで飲みに行くことも多い / 地元消防団に加入しており、日々活動しております。消防団員も随時募集中です!!
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