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2020年02月26日
ブログ

ケーキの切れない非行少年たち  宮口幸治 著

児童精神科医である宮口さんが公立精神科病院や少年院の法務技官として勤務していた時の経験から、非行少年たちの認知能力の弱さに着目し、その原因を分析した一冊。
教育関係の方はもちろん、多くの人に知っておいて欲しい内容。


僕にとっては、かなり衝撃の強い本でした。
カズレーザーさんが帯に書いているようにハマるのは間違いないです。ただ、これまでに読んだどの本ともハマり方が異なり、知識が増え分かることが増える喜びに似たようなハマる、です。

まず題名が衝撃的ですよね。笑
本屋さんで、つい手に取ってしまうけど買わない。みたいな題名ですもん!
僕もずっと気になっていて2回も手に取りましたが、購入はしないでいました。なんか恐くて。

この題名も全然誇張じゃないです、この衝撃が最初から最後までずっと続きます。
想像だにしないことが、つらつらと書いてあります。

知能障害や発達障害について知っている知らないのレベルでなくて、理解ができない想像ができないレベルの話でした。
まずそもそも、どこから知能障害・発達障害なのか、学力だけでなく社会性の障害は拾えるのか、ギリギリで障害には該当しない人は普通の人なのか。

考えたこともなかった「反省をする能力」の存在

◆そもそもの能力が不足している「反省以前の問題」

この章が圧倒的に印象に残っています。

悪いことをしたら、反省をして次に生かす。
これが当たり前で、私も何の疑問も持たずに生きてきました。しかし、そもそも反省をするには自分のした悪いことを理解して、自己の行いを顧みる必要があります。

題名にもなっている、ケーキを平等に三等分できない。簡単な足し算引き算が出来ない。こういった事が出来ないだけでなく、殺人を犯した少年が「自分は優しい人間だ。」と言う。

そんな状況で反省することを強要されたって、満足に反省できるわけがない。

しかし、そんな状況に置かれている子供だとはつゆ知らず、反省をしない・言う事を聞かないと一方的に評価する大人たち。

この矛盾の損害を受けるのは少年たちで、この状況を多くの方に知って欲しいというのがこの本の目的でもあります。

どんな力が不足していてこの状況が生まれるのか、どう解決していくのかについてもお話されていますので、ぜひ読んでみて下さい。

個人的には、反省をしていない。というのは固定観念で、反省さえできない。というのが正しい場合もある、というのはかなりショッキングでした。
人間関係に溢れる世の中では、言っても分からないという状況は多々生じます。分からないのではなく、分かり得ない。
自分の態度を見直さなければいけません。
この記事を書いた人
内藤 文弥 ナイトウ フミヤ
内藤 文弥
不動産売買店 ライフアーキ代表 / 有度二小 - 清水七中 - 静岡東高 - 山口大学工学部卒 / 見た目は大柄ですが声が高めで恐くない / 髭が濃い / 2019年はゴルフに注力。スコア95を目指します。現在ベストスコア97。ついに100きり / お酒も好きで飲みに行くことも多い / 地元消防団に加入しており、日々活動しております。消防団員も随時募集中です!!
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