地盤改良工事の金額差は工法によります。

地盤改良工事

以前お話をしたように、すべての建物は頑固な地盤に支えられて建っています。

その地層の存在する深さによって行う地盤改良工事は異なり、建築費用に直結します。

工事の費用は一般住宅でおよそ60万円~150万円程と言われますが、建築面積や地盤調査結果にもよるのでかなり変動のある予算箇所です。

堅固な地盤の深さに応じて3つの工法があります。

地盤改良の種類

地盤改良には主に3つの工法があります。

①表層改良 軟弱地盤が2m以下の際に用いられる。

②柱状改良 軟弱地盤が2~8mの際に用いられる。

③鋼管杭  深さ30m程まで工事が可能。

金額は①<②<③の順に高額です。

残念な話ですが、見積もりは建設会社によって変わります。

ネット等で見る目安金額と実際の見積もりは異なることがあります。

その際はしっかりご自分で地盤調査の結果を確認して、どの工法なのか、どうしてその見積額になるのかを担当の方に確認しましょう。

ご相談にも応じますので心配な方はご相談ください。

横浜マンション傾き問題

2015年10月に発覚した横浜のマンション傾き問題を覚えていますか?

旭化成建材のデータ改ざんにより、鋼管杭が頑固な支持地盤に届いておらずに傾きが起こってしまいました。

マンションの全棟建て直しが決定しておりますが、費用負担は販売会社・工事請負会社・施工会社で揉めていて、決着がつきそうにありません。

総額460憶円の損害賠償が必要との話もあります。

住まいを一番下で支える地盤は、生活への不具合や不安に繋がりやすい大変重要な箇所です。

購入予定地の検討や建て替えの際にも判断材料のひとつとしてしっかりと考えてみてください!

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