不動産購入の豆知識
土地探しには欠かせない「購入を決断する準備」とは?
造成した宅地の分譲
土地を探している人は、新築建売や中古住宅を探している人に比べ長期化している印象があります。
希望エリアに物件数が少ない、まだ真剣に探していないなどの理由があるのかもしれませんし、新築建売や中古住宅は実物を見て検討できるので気持ちがかたまりやすい、ということもあるかもしれません。
偉そうに、土地探しが長期化してしまっている方へアドバイス!
「即決する準備は怠ってはいけません!」
自分が「良い!」と思う土地は他の人も「良い!」と思う
当たり前ですが、人気の学区やエリア、分譲地などは倍率が高いです。
ちょっと迷っているうちに他の人に買われてしまうのは、【不動産あるある】。
想像以上にたくさんのライバルがいるのです!
あなたが「良い!」と感じる土地は、他の人だって「良い!」と感じるに決まっています。
情報公開からは、よーいドンです。
あとは、誰がいつ手を挙げるか。の差になってきます。
住まい探しには目に見えないけどライバルがいるんです!
土地はどこで誰が検討しているか把握できない
新築建売や中古住宅と土地の違いは、われわれ不動産会社の販売状況管理にも存在します。
それは【検討者数の把握】です。
内覧が伴う新築建売や中古住宅と異なり、土地の場合は自分たちだけでも現地に足を運び検討を進めていくことができます。
つまり、土地の場合は販売を管理している不動産会社も、いま現在何組のお客様がその土地を検討してくださっているのか分からないのです。
1カ月間なんの音沙汰もなかった土地に久しぶりに資料請求があったかと思ったら、その5分後には購入申込書がメールで送られてくるのです。
内覧を欠かせない新築建売や中古住宅ではあり得ません!
このライバルがどこに何人いるのか分からない状況が土地では当たり前なのです。
いますぐ契約できますか?
理想のエリアに、理想の大きさの土地が見つかりました。
しかしながら、競争率が高いエリアで不動産会社からは「いますぐ契約してください!明日には現金一括での購入を検討しているお客様が来られるのです!」と言われました。
※実際にこんな不動産会社はないでしょうし、こんな営業をする不動産会社は避けた方が良いです。笑
という問題は置いておき、
お伺いしたいのは「すぐに決断できますか?」ということ。
なかなか決断できずにいると、他の方に先を越されてしまうのは、非常によくあることです。
良い土地、希望の土地とのご縁をしっかりとつかむには、決断の速さはとっても重要になってきます!
ネットの進化によって、情報取得にはあまり時間差が生じません。
よーいドンとなったときに、決断をできる状態にしておくことが、良い土地とのご縁をつかむ大切な準備です。
「決断をできる状態」とは
選択する
お金のこと、建物のことがクリアになっている状態が【決断をできる状態】です。
・土地+建物+諸費用等の総予算はいくらになるのか。
・建築会社はどこにお願いするのか。
・希望の建物を建てると建物代金はいくらになるのか。
・結果的に土地にはいくらの予算が使えるのか。
ここまでをクリアにしておく必要があります。
・希望の土地が購入できたけど、建物は希望の大きさが建たなかった・・・・
・希望の土地が購入できたけど、建築会社選びは時間がなくて・・・・
・希望の土地に希望の建物を建てたけど、返済が厳しくて生活が・・・・
これでは、意味がありませんよね!
土地+建物を予算内におさめて、どれだけ理想の住まいに近づけることが出来るかです。
ここの準備を全くしていないと、良い土地が見つかってもすぐには購入することはできません。
「どこの会社で何坪くらいの家を○○万円で建築してもらいたいから、土地は何坪くらいで○○万円以内であれば、決断が出来る!」
これが【決断をできる状態」です。
あとは土地さえ見つかれば、建築までスムーズに道筋が見えてきます。
長期化あるある
土地探しが長期化してしまっている方のなかには、迷っているうちに買われてしまった。
という苦い経験をしている方が多くいらっしゃいます。
その経験があるので、次に良い土地が出たときは決断しよう!と思うものです。
その結果、また苦い経験をする方が生まれるのですが。笑
でも、もし最初から決断ができていたら、住まい購入はさらにスムーズだったかもしれません。
さいごに
住まい購入なんてはじめてのことだし、取り扱う金額が高額!
そりゃあ迷ってしまいますし、慎重になりますよね。
僕も優柔不断タイプなので痛いほど分かります!
だからこそ、プロ目線のアドバイスは心強いし、すがりたくなりますよね。
実際に土地探しが長期化してしまっている方には、こんなアドバイスをしています。
ぜひ参考にしてみてくださいね~!