土地購入で新築を建てる場合は家賃と住宅ローンの二重支払いが生じます

借家と住宅ローンの二重支払い

今回は土地を購入して、注文住宅を建設する場合に、承知しておくべき話です。

それは家賃と住宅ローンの二重支払いに関して。

「家を建てて引っ越すのだから、家賃と住宅ローンを二重に払う必要なんてないじゃないか!!」と思われると思います。

まさにその通りです。笑

引越しのために、家賃と住宅ローン支払いが重複したとしても1カ月程度。

では、何を承知しておくのでしょうか。

それは【住宅建築中の土地のローン支払い】です。

はてさて?建築中の土地ローン??

なんて方もいらっしゃるかと思います。

住宅建築の経験がない方は、全く知らない世界なので当然です。

土地購入の住宅ローンは先行して返済スタート

自分の家を建てる土地は自分のものでないといけませんので、まず土地を購入します。

(実際には土地購入の際に建築会社をほぼ決定しておく必要がありますが、その理由については、またご紹介いたします。)

住宅ローンの借入れして土地購入をした方は、自分の土地になった日から土地ローンの返済がスタートします。

つまり、建物の建築中に先行して土地の住宅ローン支払いはスタートしているのです。

したがって、住宅を建設している期間(およそ6カ月ほど)は家賃と土地の住宅ローン返済の二重支払いが発生します。

土地代金が1,800万円だった場合はおよそ月5万円。(35年、金利1%)

1,400万円の場合でも、およそ月4万円(35年、金利1%)の支払いが家賃に上乗せで必要になってきます。

資金計画という大きな枠組みのなかで忘れがちですが、そのあたりの「資金繰り」も気にしてみましょう。

ちなみに銀行さんによってですが、住宅入居のタイミングにあわせて土地ローンの返済をスタートさせてくれる場合もあります。


JAなんかは、建物建築期間として土地のお引渡しから6カ月は土地分の住宅ローン返済を待ってくれます。

ただし、土地融資額の利子返済のみ6カ月の期間中も発生します。


購入計画全体の資金計画はみなさんしっかりと考えられますが、この住宅ローンと家賃の二重払いは見落としがちです。

借入先銀行に確認の上、きちんと対策をしておきましょう。

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