《静岡市の20代社長がおくる購入失敗事例》②地中に潜む浄化槽

浄化槽のマンホールとブロワー

先日、牧之原市の物件調査で初めて知ったのですが、牧之原市内は全域下水道が

整備されておらず、浄化槽利用となるようですね。

牧之原市の物件をお手伝いさせていただくのは、初めてだったので全く知らずに

下水道課を探し回っていました。笑

静岡市内では、ほとんどのエリアに下水道が整備され、浄化槽を利用しなければ

いけない地域は、山間部や久能海岸付近など、ごく一部となってきました。

そんな浄化槽ですが、不動産購入時に注意しなければいけない点があります。

それは「地中に埋まっていること」です。

僕の先輩が、浄化槽絡みでお客様にご迷惑をおかけした事例を紹介します。

浄化槽がどこにあるのかを要確認

◎地中にある浄化槽の存在を知らずに、お客様に建物プランの変更をしていただいた事例です。

ハウスメーカーからの依頼で不動産会社が分譲をしている土地を、お客様に紹介し、該当地での建物プランも完成して、土地契約を行う予定で進めていました。

契約に向けた重要事項説明書作成時に判明したのですが、売主の不動産会社が分譲時に浄化槽を設置してあったのです。

ちなみにそんなことは、物件資料には一切記載なし。一瞬それだけを聞くと「おっ!浄化槽設置費用が浮くじゃん!!ラッキー!!」って思います。

先輩もそう思ったようですし、僕もそう思うと思います。

でも、そんな呑気な話ではありませんでした。

その後、先輩はすぐにハウスメーカーへ確認を取りました。すると、浄化槽が埋まっている位置のうえに、建物がのってしまうプランになっていたのです!!

当然、そんなプランができるわけはなく、買主様は建物プランの変更を余儀なくされてしまいました。

その物件は下水道?浄化槽?

本事例では、売主の不動産会社が事前に浄化槽を設置したことを説明をしてくれていれば、避けることが出来ましたし、現地で浄化槽のマンホール蓋や下水道管の指標やマスがないことに気づけばもっと早く対応が出来ていました。

残念ながら、浄化槽については事前に存在の可能性を疑っていないと現地確認をしても、物件の調査をしても、見落とす可能性があります。

購入を検討している物件は下水道供用エリアなのか、浄化槽必須エリアなのかは事前に調べ、地中内がどうなっているのかを必ず不動産会社もしくは建築会社に確認しましょう。

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