住宅ローンの豆知識
住宅ローン借入れ先の銀行はどう決められていますか?
そろそろ我が家もマイホームを!
そんな気持ちに後押しされて、いろいろと住まい探しがスタートいたしました。
まず欠かせないのが予算の設定。
「いくらくらいまでお金を用意しようか。」と考えられると思います。
両親からの援助があったりして・・・相談してみよう!
頭金はいくら出せそうかな~!
住宅ローンはいくら借りないといけないな!
などを考えなければいけません。
【 夢のマイホーム 】なんて謳い文句とは裏腹に、しっかりと現実と向き合うことからスタートです。笑
どこに銀行から借りる?
この現実的な予算の話は、気が付けば住宅ローンについての話が中心になってきます。
いくら借りるのか、月々の返済はどうなのか、金利はいくらなのか、変動金利なのか固定金利なのか、そしてそもそもどこの銀行で借りるのか、など色々と選択をしていかなければいけません。
そのなかでも「どこの銀行で借りるのか?」、みなさまどうされていますか?
「いまのメインバンクを使おうと思っている。」
「建築会社からおすすめされたから、○○銀行にしようと思っている。」
「友人が○○銀行に勤めているから、そこで借りようと思っている。」
このような理由だけで、銀行を選択してはいませんか?
これではもしかすると、何十万円・何百万円と損をしているかもしれません!
住宅ローンの金利差
ご存知の通り、いまは超低金利時代です。
変動金利1%台で低金利だ!と叫んでいた時代は、すでに昔のことです。
いまは変動金利で0.5%~1%ほどです。
最近では、静岡銀行やJAがバンバン変動金利0.5%を出しています。
なんだ~、「たしかに低金利だけど思ったよりも変わらないじゃん。」と思われた方!実はこの差はおおきいんですよ~!
試しに3500万円を35年返済で考えてみます。
0.5%の場合 月々返済 90,854円 総返済額 38,158,862円
1%の場合 月々返済 98,799円 総返済額 41,495,580円
となります。
変動金利なので35年間このままということはありませんが、金利によってこれほどの差が出るんです。
なんと!
およそ毎月8,000円、総返済額ではおよそ333万円の差があります。
新車のプリウスが購入できるほどの差なんですね~
銀行選択は金利一択で良いと思う
0.5%で借りられるのか、1%で借りられるのか。
これは銀行の審査によって決まります。
0.5%で貸してくれる銀行があるかもしれませんし、1%でないと貸してくれない銀行もあるかもしれません。
どこの銀行からお金を借りるか?
僕は、もっとも金利が低い銀行で借りるべきだ!と答えています。
どこの不動産会社を通じて購入するか、どこの建築会社で建設するか。
誰にお願いするのか、というのは選択の基準として大切です。
しかしながら、ことお金に関しては誰から(どの銀行から)借りても一緒です。
残念ながら、個人的な感情や繋がりは金利に反映されません。
であれば、銀行選びは金利一択!この方法で良いと思います。
結局はいろいろ比較検討してください!笑
金利以外にも、担当者の雰囲気や銀行との距離、使い勝手などの比較箇所はあります。
僕もこれほど金利一択だ!と言っておきながら、金利の低いネット銀行をおすすめしていません。笑
ネット銀行は審査が厳しかったり、面と向かって相対する担当者がいませんし、お客様任せになってしまい、不安やリスクが大きいなどの理由からです。
自分でネット銀行とやりとりして、自分で進めないといけないリスクはありますが、その分だけ金利が安い。これがネット銀行のメリットです。
結局のところ、いろいろな銀行をちゃんと比較すべきです!笑
いまのメインバンクだから。給与振り込みが○○銀行だから。友人が勤めているから。
そんな選び方も悪くないと思います。
様々な銀行を比較検討して、自分にとって好条件の銀行にお願いするのが良いですよ~
さいごに
同じ人の審査でも銀行によって、年収重視・勤務先重視・物件の担保力重視など審査の比重が変わってきます。
その結果、銀行によって金利差がつくことも多くあります。
最近では、銀行の住宅ローンだけでなく、大手ハウスメーカーの関連会社が住宅ローン融資をしてくれる場合もあります。(そのメーカーの建築と土地購入に対してのみ)
すべてがワンストップで、お任せ楽ちんのような気もしますが、住宅ローン金利はしっかりと比較検討するべきだと思います。
たしかに金利は高くありませんが、他の銀行ではもっと安く貸してくれるかもしれませんよ!
ぜひ、金利を優先した銀行の比較検討。怠らずにしてみてください!
何十万円も得するかもしれませんよ~