不動産売却では高値査定に気をつけましょう!

いや~昨日の静岡市は暑かったですね💦
9月下旬なのに猛暑日ですよ!
それなのに朝晩はしっかり冷え込むので厄介です。
もうしばらく30℃前後の気温が続くそうなので、みなさん体調管理にはお気を付けください。

さて本題ですが、本日は不動産売却時における高値査定に関してです。
不動産売却を検討する際に複数の不動産会社へ査定をお願いするとおもいます。
そのときに間違っても「一番高い金額を出してくれた不動産会社へお願いする。」とは言ってはいけません。
むしろ、一番高値の査定価格を提示した不動産会社には疑いの目を持って接してください!

不動産会社は物件の売却依頼を受けることが最優先

不動産業界では高値査定が横行しています。
高値査定とは実際に売れる価格(市場価格)よりも高値で査定を行い、売主様から売却の依頼を任せてもらう行為です。
しかしながら、市場価格から逸脱した価格で依頼を受けるので売れ残ります。
売れ残っているため価格を下げてくださいと相場の価格へ戻っていきます。
営業手法としてここまで(相場価格まで値下げする)がセットです。
売主様から依頼を受けた物件をしっかりと売ることよりも、売主様にデメリットが生じたとしても、まずは依頼を受けることが優先されているのが現状です。

誇張された不動産一括査定広告の悪影響

どうしても売主様は高値で査定を出してくれる会社を信頼し、任せてしまう傾向にあります。
その背景にはネット広告などに力を入れている不動産一括査定サイトの存在があります。
高値で査定する不動産会社が正しいかのような内容で広告をされているので、つい市場価格から逸脱した価格でも売れるのかと思ってしまいます。
しかしながら、もちろん市場価格から逸脱した不動産は売れ残り、市場価格に値下げをしても売れ残り物件のレッテルを貼られてしまいます。

不動産一括査定サイトの目的は一括査定依頼をしてもらうこと

不動産一括査定サイトは売主様の物件が売れることを目的にしていません。
目的はあくまで一括査定を利用してもらうことです。
そのため一括査定を利用して、より多くの不動産会社を比較検討し査定価格を競わせることが正しいかのように広告を行っているのです。

不動産会社は売却依頼を受けるため高値査定になる

上記のような広告をみて一括査定をご利用いただいておりますので、不動産会社も高値の査定額を提案したほうが選んでいただけると考えます。
そのため、市場価格よりも高い価格で査定する会社の増加につながっているのです。

さらに踏み込めば、不動産会社は一括査定依頼1件に対し数万円の費用を支払っています。もちろんを依頼をもらえなくても。
決して安くない投資ですので、是が非でも依頼を受けなければならないのです。

車やバイクの査定とは異なる

車やバイクでは査定価格=買取価格(売却価格)のため、1円でも高い査定価格を提示してくれた会社を選べば良いでしょう。
しかしながら、不動産の査定では査定価格=売却価格ではありません。
高ければ売れ残ります。

適正な市場価格はどれくらいなのか、いくらであれば市場価格から外れないのか。この点をしっかりとご確認いただけると良いと思います。


不動産の一括査定サイトは手軽に複数社に依頼ができるため、利用をしやすいサービスです。
しかしながら、不動産会社から高値の査定価格が示され、実際に売却となると売れ残ってしまい、売却に時間がかかってしまいます。
このようなデメリットを少しでも避けるため、一番高値の査定をしてくれた会社ほど疑ってかかるようにしましょう。

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