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不動産記事のアフィリエイトに要注意!不動産の知識は不動産会社の記事から仕入れましょう
一昨日、急にノートパソコンのタッチパットが使えなくなってしまい、すぐに携帯で直し方を調べました。
分からない事があれば、インターネットで調べればすぐに情報を得られますので助かりますね~
不動産についても分からない事は、インターネットで調べたら大量の記事やブログが出回っていますので、不安に思う事・疑問に思うことは気軽に調べてみると良いですよ!
ただし、そんなときに要注意なのはアフィリエイトサイト!!
ブロガー等が広告収入を目的に書いた記事ですが、不動産の素人が書いている記事ですので、間違った情報であったり、事実とかけ離れていることが書いてあるので本当に気を付けてください。
情報提供をすることが目的ではなく、あくまで広告サイトに誘導することが目的なので、そのために有利な情報だけ伝えたり、表面的な事を書き綴っています。
アフィリエイトとは成果報酬型の広告
アフィリエイトとは成果報酬型の広告のことで、記事やブログに広告を貼り付け、広告へのアクセスや成約によって報酬が発生する仕組みです。
世間にはこのアフィリエイトで月100万円以上の収入をあげている方がわんさかいます。
記事作成のプロですので、記事にする内容の分野での知識が一切なくとも情報の調べ方、googleに評価される記事の書き方を熟知しています。
そのため検索をするとかなりの数、ヒットします。
しかしながら内容を覗くと
「不動産売却は一括査定で複数社競わせよう!」とか
「同じ地域でも公示価格の2倍の取引もあれば、公示価格以下の取引もある!」とか
「非公開物件=安い物件」とか・・・・
デタラメばっかりだし、そもそも論が分かっていなかったり、酷い状況です。
そして驚くことに、どのサイトも自信満々に言い切っている。笑
専門知識のない人の情報が一番広まるという恐ろしさ
問題は、そういったサイトが評価されて検索で上位表示されてしまうことです。
これがなかなか厄介。
私自身が分からない事を調べる時にそうなのですが、上位表示の2つくらいのサイトの内容を確認して、おおよそ理解した気になります。笑
つまり、評価される記事の書き方を知っているブロガーは不動産の知識がなかろうが、専門的な事には答えられなかろうが、もっとも見られる記事( = もっとも参考にされる記事)を提供できてしまうんです。
かなり恐い事ですよね。
専門知識がない人のいう事が一番広まるってことですからね。
特に不動産は取扱う金額が大きく、そんな状況は気軽には見過ごせないです。
こんな内容が書かれていたりします
見かけることの多い内容を訂正しておきますね。
◆「不動産売却は一括査定で複数社競わせよう!」
不動産会社に競わせても意味はありません。1000万円の価値のある物件にA社は900万円の査定、B社が1500万円の査定を行ったとしても、その物件の価値は1000万円です。つまり、相場のある不動産では高い低いではなく、その物件の価値を正しく評価することが重要で、根拠を重視すべきで競わせることに意味はありません。
◆「同じ地域でも公示価格の2倍の取引もあれば、公示価格以下の取引もある!」
そりゃあ、ありますよ!そもそも公示価格はある地点における参考価格で、各地点で土地の面積や接道、地型なども公表され、その土地の参考価格です。査定物件が、50㎡しかない三角地であったり、300㎡あるのに間口が4mしかない細長い敷地だったりすれば当然公示価格以下になりますし、区画整理地内であったり、地価公示地点より駅に近かったりすれば、当然公示価格より高値になります。公示価格の何倍とかの比較は意味がなく、それぞれの物件の特徴なども加味した上で参考にできるのが公示価格です。
◆「非公開物件=安い物件」
そんなわけない。笑 どういう理論でそうなったのか。周りに知られず売却したい場合は、お客さんの目に止まる機会が少なく安くなる。との理論だった気がするが、安直すぎる。価格を妥協してまで安く売る売主様は稀。ローン残債がある場合もあるし、安くても良いなら不動産会社が買い取って非公開物件にすらならない。
◆「高く早く売るには、一般媒介契約がおすすめ!」
物件による。専任の方が良い物件も多くある。
さいごに
アフィリエイトの記事はプロがつくっているだけあって、読みやすいし、調べた情報が整理されています。
もちろん正しい情報も掲載されていて、有益になることもあります。
しかしながら、不動産のプロの我々からすると間違っている事も多く、ツッコミどころ満載です。正直、不動産関連のアフィリエイト記事では必ずおかしなところがあります。
どうしても実務をしていないし表面的な知識なので、隠せません。
高額な資産を扱う不動産という性質上、その間違いが致命的になることもあります。
どうしても記事が上手く、評価のされ方も知っているため上位表示になってしまいます。
それはしょうがない!笑
ですので、もし不動産関連の情報を調べられるときには、顔出し名前出しの現役不動産会社さんが書いている記事を参考にするようにしましょう。
分からなければ、その人に聞くこともできますしね◎