【税金の無駄遣いを目の当たりに!】静岡市消防団の報酬が個別振込に変更へ

静岡市消防団の報酬支払い方法の変更

各市町村単位で設置している消防団は、準公務員という扱いにあたり、活動に応じてわずかながら報酬が与えられます。

静岡市消防団ももちろん報酬制度があり、私の所属する清水第13分団では、年棒として1年分を一括して分団経由でいただいています。

これまで静岡市から分団(分団長)を経由して各団員に支給されていた報酬ですが、本年より分団を通さず各市町村の行政から毎月個人口座へ直接振込になります。

んん~、個人的にはちょっと信じられない変更です。
ただただ、 税金の無駄使い に思えてなりません。

えげつないほどの振込手数料の倍増と、それを行う人手(人件費)は間違いなく増加しますからね。そして、これらはすべて税金です。

税金が無用な振込手数料に消える

静岡市の消防団員数が約2600人、分団数が65分団ありますので、ざっくり計算しても昨年までの38倍もの振込手数料が必要になります。

静岡市消防団に所属するAさんは仕事が忙しく4月の定期的な活動は1度も参加できませんでした。しかし4月に1度あった火災出動要請には応じる事ができたとします。この場合の報酬月額は、およそ1900円です。

それに対して、振込手数料は660円(静岡銀行窓口で3万円以下の他行あて参照)かかります。ネットバンキングを使ったとしても220円。
2600人もいますので、こんな状況が毎月毎月何件も発生します。

ものすごーーく馬鹿バカしくないですか?

この660円は、みなさんの市民税などから捻出しているお金です。暑い日に汗水たらして、寒い日に凍えながら仕事をして支払った税金が、振込手数料に消えていくのです。

ちなみに銀行の指定等も一切ありません。振込手数料という支出に対して非常に無頓着だという印象を受けました。

現状把握と是正

静岡県内ではすでに沼津市、掛川市が直接振込に移行しています。

このような支給方法に変更した経緯には、全国で分団から各団員に正しく支給されていないケースが散見されたことが関係しています。

静岡市でも下の記事のような問題がありました。
各市町村から分団に支払われていた報酬が分団にプールされていた問題で、この解決を図り、消防団員の環境改善、団員不足の解消に繋げたい狙いのようです。

しかしながら、これは各分団と監督行政の問題のような気がします。

分団は責任をもって各団員に支給を行うべきですし、監督行政は正しく行われているかを調査・是正する義務があります。
税金の無駄遣いをする前に、まずはやるべきことをやって頂きたいと思います。

今回の変更に関しても、末端の分団員に対してのアンケートや聞き取りなどは一切なく、現状把握をする気はなかったのではないでしょうか。

この支給方法の変更の話があったのが、昨年の秋頃くらいだったと思います。
半年もたたないうちに実施って、どれほど現状を調査したんでしょう。

そんな状態で市議会で議題に挙げられ採決されても。というのが正直なところ。

毎度毎度の消防団募集告知!

とはいえ、すでに実施の段階ですのでどうしようもありません。

また、市の支出の消防団への予算は変わっていないでしょうから、結局はその中でどう使うかという静岡市の消防の身内だけの問題なのかもしれませんし。

今回はたまたま消防団が私の身近のことだったので気が付いただけで、このようなことは様々なところで起こっているのかもしれませんね。

それらを知る事さえしようとしていませんし、今回のように知ったとしても声を挙げることをしませんでしたので、人のことを言えるような立場でないのは承知しております。

それでも初めて税金の無駄遣いを体感したというか、渦中にいたというか。
この事実を多くの方に知って欲しいな~と思いました。

最近は、良くも悪くも様々な事でニュースに消防団が取り上げられる機会があります。
でもやはり消防団は地域防災には必要だと思います。
昨年の災害や火災現場をみると、そう感じます。

かく言う私は足の骨折治療中で使い物になりませんが。笑
※無事に歩けるように復帰できました~

毎度のことですが、消防団員は絶賛募集中ですよ~!
静岡市消防団は新たな取組みにより、報酬の支払い環境も良好です!笑笑笑

気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

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