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2020年07月20日
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令和2年8月27日から不動産取引時にハザードマップを提示した水害リスクの説明が義務化されます。

令和2年8月27日から、不動産の取引においてハザードマップを提示し対象不動産の水害リスクを重要事項として説明することが義務付けられることになります。

 

今年の1月にはすでに「水害リスクの説明義務化」の方針は決まっていましたが、先般の南九州豪雨災害を受けて、さらにその重要性が認識されることとなり、8月下旬からの施行開始となりました。

各市町村単位で作成するハザードマップ

むしろ、これまで説明義務がなかったことに驚かれる方も多いかもしれません。

 

①     各市町村単位でハザードマップの作成・管理をしていたこと

②     ハザードマップが絶対ではないこと

 

がその背景にあったのだと思います。

 

 

「水害リスクの説明」と言っても、不動産会社は何を根拠に水害リスクを伝えれば良いのでしょう。

もちろんハザードマップですよね!

 

しかしながら、ハザードマップは各市町村が作成・管理しています。

 

なかにはハザードマップが作成されていない地域もあるかもしれませんし、作成されたハザードマップの前提条件が市町村ごとに異なるかもしれません。

 

東日本大震災を目の当たりにしてハザードマップを改正したところもあれば、いまだに何十年もハザードマップが更新されていないこともあるかもしれません。

 

しかもハザードマップの浸水区域でないから安全だ。とは言い切れません。

ハザードマップはあくまでも参考でしかないのです。

 

ゆえに、これまでは水害リスクの説明は不動産会社任せで義務化はされていなかったのではないかと思います。

説明事項欄に項目がつくられる

「これまで水害リスクを説明していなかったのか!!」

と言われると、決してそんなことはありません。

 

これまでは特約事項への記載や物件の状況を説明書する書面によって通知していました。

 

それが重要事項の義務化になると、重要事項説明書内に項目が設定され、必ず説明を怠ることがないような書面設定になるのです。

 

ですので、しっかりと毎回説明を行っていた不動産会社からすると、さほどこれまでと変わりはありません。

具体的に何を説明するのか?

以下、国土交通省の報道発表からの引用です。

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◆水防法に基づき作成された水害(洪水・雨水出水・高潮)ハザードマップを提示して対象物件の概ねの位置を示すこと

 

◆市町村が配布する印刷物または市町村のホームページに掲載されているものを印刷したものであって、入手可能な最新のものを使うこと

 

◆ハザードマップ上に記載された避難所について、併せてその位置を示すことが望ましいこと

◆対象物件が浸水想定区域に該当しないことをもって、水害リスクがないと相手方が誤認することのないように配慮すること

 
 ----------------------------------


常に最新のハザードマップをつかって、水害リスクや避難所の説明をしなさい!

ということですね。

静岡市のハザードマップは?

静岡市では今年の2月にハザードマップが更新されました。

ご存知でしたか?
 

【静岡市防災マップ】  パソコン用サイト

【静岡市防災マップ】   スマホ用サイト



これだけ災害が頻発するなかで、驚くことに津波のリスク・洪水浸水のリスクが軽減した箇所もありました。

 

これは静岡県や静岡市が津波対策や治水対策を講じた結果だそうです。

 

僕たちが知らないところで着実に対策は進められていますし、静岡市はそれをしっかりとハザードマップに反映してくださっています。

非常にありがたい!

説明義務は賃貸でも

個人的には、賃貸においても説明義務が課されることが大きいと思います。

 

売買では多くの会社が災害リスクには注意を払いハザードマップを調査し、説明をしております。

 

一方で、賃貸では売買ほど災害リスクの説明を行っているイメージはありません。

 

いまお住まいの賃貸住宅にご入居の際に、災害リスクの説明や避難所の説明って受けられましたか?

 

僕も3度、賃貸へ引越しをしていますが、一度も説明を受け記憶がありません・・・・

会社にもよるでしょうし、災害リスクのない所在地だったのかもしれませんが。

 

しかしながら、災害ともなれば賃貸・持ち家なんて関係ありません。

 

どんなリスクがあって、どこへ逃げるべきなのかは地域の方々みなさんが知っておくべき必要がありますもんね!

指定エリアとの二極化

「水害リスクの説明義務化」は購入者様・入居者様からすると大きな安心ですよね。

ここ数年は圧倒的に災害が多いですもんね~

 

一方で、ハザードマップでリスクのあるエリアに指定されている物件の貸主様は空室リスクの不安が少しあるかもしれません。

 

すでに賃貸住宅は供給過多。内陸の水害リスクの少ないエリアへの移住希望者が増加傾向にあるのも事実です。

 

価格勝負だけでは泥沼なのは目に見えています。

 

お金をかけるリフォームやリノベーションも気が重いですよね。

このままでは負動産を子に残すことになってしまいかねません・・・・

 

まずはお金をかけずともできること!サボっていませんか!?

 

階段等の共用部は綺麗ですか? 雑草は伸びきっていませんか? 貯水槽は清掃しましたか? 募集用の写真は綺麗に明るく撮れていますか? 空室は換気をしていますか?

 

しっかりと物件の状況を管理すること!

五感の印象だけで入居率も退去率も変わってくるはずです。

さいごに

えー!これまで説明って義務じゃなかったんだ・・・

 

そうなんですね~ やっと8月27日から説明義務化になります。

 

だからといって、業務が変わるどうこうはありませんので、重要事項説明書のテンプレート書面だけ変更するのを忘れないようにしないと!

 

住まいの購入、賃貸へのお引越しをご検討の方はぜひとも自分でもハザードマップを調べてみてください。

 

静岡市の提供する【静岡市防災情報マップ】だけでなく、

国土交通省が提供している【ハザードマップポータル】なんてのもありますので!

 

この記事を書いた人
内藤 文弥 ナイトウ フミヤ
内藤 文弥
不動産売買店 ライフアーキ代表 / 有度二小 - 清水七中 - 静岡東高 - 山口大学工学部卒 / 見た目は大柄ですが声が高めで恐くない / 髭が濃い / 2019年はゴルフに注力。スコア95を目指します。現在ベストスコア97。ついに100きり / お酒も好きで飲みに行くことも多い / 地元消防団に加入しており、日々活動しております。消防団員も随時募集中です!!
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