クレジットカード支払のリボ払いなんかも住宅ローン審査では調べられますよ~

クレジットカード決済

住宅ローンの審査を行う際には、自動車ローンや教育ローンなど他の借入れの状況を銀行に報告しなければいけません。

これは、住宅ローン以外のすべての借入れを合わせても、返済比率をクリアしていること確認するためです。

詳しくは「銀行が融資の上限額を設定する際に利用する「返済比率」について知っておこう!」でご確認ください。


もちろん申告制ではなく、銀行もしっかりと調査をします。

銀行の調査ではどこまでの借入れを調べるのでしょうか。

実際にあった経験とあわせてご紹介いたします。

把握している借入れはすべて報告

自動車ローンや教育ローンなどは、多くの方がしっかりと把握して報告をしてくれます。

一方で、報告を忘れてしまうことが多いのが、リボ払い・携帯電話機種代の分割払い・キャッシング付きクレジットカードなどです。

このあたりもしっかり確認が入ります。さすが銀行!細かいところまでしっかりとチェックしますよね。
※奨学金も報告した方が良いですが、滞納をしていなければ、銀行の調査では分からないようです。


実際に報告をしていなかったために審査がNGになることはありませんが、審査に対する心証を崩すので、可能な限り分かる借入れは報告してください。

本人の知らないところで借入が!?

名義人と利用者が違うため、想定外となってしまった出来事がありました。

お金に関してはセンシティブになる部分ではありますが、不動産会社には包み隠さずお話して欲しい理由にも通じます。


自動車ローンがおよそ150万円残っており、住宅ローンの事前審査にあたり、そのことを報告して、審査を提出したお客様がいらっしゃいました。

自動車ローンを考慮しても、返済比率は設定内におさまるため、なんの問題もなく審査OKで承認いただけるはずです。

事前審査提出の2日後、銀行から電話がありました。

審査通過の連絡かな~、と思い電話に出ると、

「住宅ローンの借入れとは別に280万円ほどの借入がすでに存在し、自動車ローン以外にも何かあります。」と言うではありませんか!!

すぐにお客様へ確認しましたが、自動車ローン以外には思い当たりません。

しかしながら、自動車ローンはおよそ150万円。残りの130万円ほどは不明の借入金です。

どこにいったのでしょう。当然、銀行は130万円の借入金の用途が判明しないと融資をしてくれません。


色々調べると、旦那様名義のクレジットカード(生活費用)のリボ払いが130万円ありました。

このカードを利用していたのは奥様です。
生活費用の口座として奥様が管理していたので、旦那様はまったく知りませんでした。

カードの名義人は旦那様、利用者は奥様であったことから、本人の知らない借入が出てくるという事態に発展してしまいました。

滞納してなければOKだけど生活費としての利用はマイナス評価

たまにリボ払いやキャッシング自体を隠される方もいらっしゃいます。

しかしながら、上記のようなリボ払いでも、カードローンでも、返済を滞納していなければ問題にはなりません。


ただし、ケースによっては借入用途が審査に影響を及ぼすことがあります。

◆病気で入院してしまいその間の生活費で・・・・

◆夏にエアコンが壊れてしまい買い替え費用に・・・・

◆子供の大学入学金として・・・・

このような場合は案外OKです。その理由は一時的な資金が必要になったことが理由だからです。

審査に影響があるのは、慢性的な借入等です。

言い方を変えると、生活費として借入れする、リボ払いを利用する、という場合です。

銀行からすると、日々の生活費も借入している状況で住宅ローンを貸すのは大きなリスクとなります。

ちなみに上述した事例のお客様も、リボ払いを生活費として利用していた記録(毎月ちょこちょこと)があり、審査は非承認となってしまいました。

さいごに

住宅ローン審査では、自動車ローンなどの住宅ローン以外の借入を申告しなければいけません。

毎月毎月しっかりと返済をしていれば、他の借入れがあるからといって、審査が厳しくなったり、マイナスの評価になることはありません。

隠して審査時の心証を損ねるよりは、ずっと審査にプラスに働きます。

不動産会社と銀行の営業さんは買主様の味方です。
どのように進めるべきであるか熟知しており、サポートしてくれます。

包み隠さず伝えて、一緒に解決策を模索していきましょう。

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