火事現場を支える消防団の人員力

火災現場

昨日の午前9時過ぎ頃、消防車数台が事務所の前を通り、草薙神社方面にサイレンを鳴らし走っていきました。どうやら、つつじが丘団地で事故?があったようで。

消防士さんは火災だけでなく、救助や災害時にも一番に派遣されます。一方で、消防団員は火災時のみ出動命令がだされますので、消防車=火事=出動というわけではないのですが、サイレンを聞くとつい身構えてしまいます。

遠くからサイレンの音が聞こえると、たとえ携帯電話は確実に鳴っていないと認識していても、無意識のように携帯電話に目を落とし、火災出動がでていないか!?の確認をしてしまいます。消防団員あるあるではないでしょうか。笑

不動産屋のくせに、まるで職業病のように、火災出動に敏感になっているのには理由があります。それは・・・・

実は消防車は3人いないと緊急走行が出来ないんです!!!!!!

消防団の活動には人員が必要

消防車が置いてある詰所に3人以上集まらないと、消防車は出動できません。

たった3人かと思われるかもしれませんが、現在の消防団にとって3人は低くないハードルです。平日・休日・昼間・夜間でも出動できる想定人数は異なります。

僕が所属している静岡市清水消防団第13分団1部では平日昼間の場合は、想定出来て5人です。もし僕が外出中で、他2名も外出中であったら、出動できません。

だからこそ、人員が必要なのです。

現地で消防団員が出来ることは、本職の消防士さんに全く及びません。それでも、出来る事はありますし、何より現場に消防車があることに意義があります。消防車があれば、水利から火事場に送水をすることが出来ますし、遠くの水利からでも力強い放水を実現することが出来ます。

もちろん人手が多ければ、周辺の安全確保も出来るようになりますし、交通の混乱も最小限に抑えることが出来ます。

つまり、人員を揃えることは、火災現場の消火活動の環境を整えることに直結します。

消防団の人員力が火事場の消火活動を支えている

全国に消防職員は約16万人います。一方で消防団員は全国で約64万人の人員を確保しています。単純計算でおよそ4倍です。だからたまに、やたらと消防団員が多い現場もあります。

実際の火災現場では、ほとんどの場合、消防士さん達が第一線に立って消火活動をしてくださっています(消防団員が第一線に立ち、放水することももちろんあります。)。その消火活動を支えているのは消防団の人員力であることも往々にしてあります。

なんだかまとまりのない内容になってしまいましたが、お伝えしたかったことは、消防団最大の長所である人員力は消火活動の環境を大きく支えていますが、消防団員の減少が進んでおり、人員が足りなくなりそうだ。ということです!

人員不足の件は、最後で初めて言いましたね。笑

関連記事

ライフアーキ
054-374-9487