《静岡市の20代社長がおくる購入失敗事例》⑥両親に黙って買って即売却

引越し

これも僕のお客様の失敗談なのですが、これも避けられた失敗です。

この事例の方はマンションの一室を購入後6カ月ほどで、せっかく購入したマンションを売却する決断をなされました。お部屋自体は気に入っていたのにです。

力になってあげられる部分ではなく、複雑な気持ちでしたが、なくなく売却のお手伝いをいたしました。

お家の購入を検討する場合は必ずご両親に相談・報告をしてください!

マンション購入後、半年で売って地元へ帰る

マンションを探している、独身の40歳前後の男性のお客さまでした。

勤め先も収入も申し分なく、購入動機も「毎月家賃に数万円も捨てるなら、自分の資産となるように購入したい。」という、しっかりとされた方で、趣味はバイクいじり。「自宅ではなく、行きつけのバイク屋でいじるから住まいは、通勤便の良い立地のマンションで良い。」とのことでした。

無事に希望のマンション購入することができ、新生活をスタートされました。

それから4~5カ月後くらいに連絡があり、売却をしようか迷っています、と。

「何か不満があったのかな~?」と少しドキッとしましたが、どうやら物件に不満はなく、楽しく暮らしているとのことでした。売却を考えている理由は、ご両親でした。家を購入したことを連絡したら、本当は帰ってきて家に入って欲しかったと言われてしまったようです。

この方は、県外出身の一人っ子。親御さんは70代後半のご年齢でした。いままでそんなことを言われたことがなく、自分の生活を選ぶことに迷いはなかったため住宅購入時にも連絡はしていなかったそうです。一方で、ご両親は仕事もあるし、迷惑をかけたくないとの思いから本当の気持ちは言い出せずにいたところ、マンションを購入したとの連絡だったので、あふれ出てしまったそうです。

せっかく購入した家、長年勤めた会社、行きつけのバイク屋さんなど、とどまりたい思いはあったそうですが、地元に帰ることを決意し、売却への運びとなりました。

両親の気持ちと資金援助の可能性

ご両親への相談を事前にしていれば、避けることができた失敗事例でした。

購入した時と同等の値段での売却が出来ましたが、買う時・売る時に登記費用や仲介手数料がかかってしまっていますので、結局100万円以上のマイナスになってしまいました。

住宅購入時にご両親に相談をする理由は2つあります。1つは上記のような、両親の気持ちを確認すること。実家に入って欲しい、近くに住んで欲しい、という親御さんは少なくありません。2つめは、住宅購入資金の援助の可能性があること。住宅購入資金援助は非課税枠が設けられていますので、そのタイミングで支援をしようという親御様もいらっしゃいます。

今回のようなケースでは損が大きすぎますし、支援を受けられる場合は予算も建築会社も土地希望エリアも変わってきます。

お家を購入しよう!とお考えの際は必ず購入前に、ご両親にご報告してあげてください。

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