不動産購入の豆知識
「建売住宅が欲しい!」その前に注文住宅を検討してみませんか?
注文住宅
ここ最近、お子様が手を離れた40代50代のご夫婦さんからの住まい探し相談が連続しています。
お子様に手がかからなくなった分だけ、お金の余裕が生まれ、これまで狭いと感じていた3DKのアパートも広く感じて、引越しを考えていた折に、ふと住まい探しに興味が生じてきた。
といった感じです。
やはり皆様、若いころに夢だった新築マイホームを!
そんな願いを叶えるべく、一緒に住まい探しを進めている段階です。
20年前30年前に比べれば、新築建売の性能は格段に高くなり、価格は安くなっていますので、昔のまま時計が止まっている方はたいそう驚かれます。
ウキウキ・ワクワクが止まらないのも無理ないと思います!
そんな方にひとつ面白い提案があります。
せっかくなら自分好みの注文住宅をつくりませんか?
「自分たちの家」
家族団らん
建売は性能も良く価格も安い。
分譲地であれば街並みだって綺麗です!
規格化されているため、考えられた間取で使い勝手も良い。
建売には良いところがたくさんあります。
一方で、建売のマイナスポイントは、「これといった特徴がないこと。」です。
多くの人に受け入れられるつくりとなっているため、あなたに合ったつくりではありません。これは間取りにも、外観にも、デザインにも言えます。
注文住宅であれば、自分たちのこだわりをつくれます。
アウトドア好きの方には土間を広く、玄関にウォークインクローゼットをつくれます。
共働きで部屋干しが多い家庭には、洗面脱衣室を広くして換気扇を設けて物干し竿をつくれます。
お料理好きの方にはキッチン脇にパントリーや勝手口を設けることができます。
身長の高い方であれば、お風呂を通常より1サイズ大きくすることができます。
このように、自分たちのこだわりや生活に合わせた工夫を取り入れることができるのは注文住宅だからこそです。
どうせだったら自分たちの生活にあった「自分の家」に挑戦してみたくないですか?
予算面や土地の状況から、結果的に難しそうであれば、そこで建売にシフトすれば良いのです。
生活水準があがっている
新築建売の性能はあがり、価格は安くなっているとお話をしました。
これは新築建売に限った話ではありません。
建築業界の水準があがっているのです。
一昔前はオプションで追加代金が必要であった浴室乾燥機や食器洗浄機が、いまでは最初から標準仕様に組み込まれている会社も多くあります。
注文住宅でも追加オプションなしの標準仕様でも建売と同等の性能を有しています。
そもそも建てられる?
そもそもそんな価格で新築は建てられるのか!?
と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
建てられます。
1400万円の予算があれば、延床面積30坪(一般的な4LDKサイズ)で耐震等級3の家を建ててくれる建築会社はたくさんあります。
たとえば、タマホームは標準仕様の延床面積30坪のシリーズで1300万円です。(耐震等級3ではないですが。)
CMをやっているような会社から地元の工務店まで、わりとあります!
開業をしてから約1年半ですが、すでに2組の方が建売⇒注文へと住まい探しをシフトして、お引渡しを完了しています。
それぞれのお客様のザックリした内訳です。
土地600万円/建物1200万円/諸費用200万円 総額2000万円
土地1100万円/建物1400万円/諸費用200万円 総額2700万円
建売との差をどこで埋めるか
静岡市内の新築建売は2300万円~2800万円の価格帯が最も多いです。
たとえば2500万円の新築建売を検討する場合は諸費用等を考慮すると2700万円ほどの予算を確保しなくてはいけません。
2700万円の予算があれば、建売住宅と同等の注文住宅を建てることは可能です。
土地1100万円・建物1400万円・ローン経費等200万円(一例として)。
ほらっ出来そうですよね!!
・・・と言ってみたものの、建売住宅はセット販売・規格化住宅で低価格を実現しています。
その差はどこかで埋めなければいけません。
・土地の大きさ
・エリア
・建物の大きさ
など、それぞれの生活に合わせた妥協点が見つかれば、そこが差を埋めてくれます。
夫婦2人であれば4LDKは要りませんので、建物の大きさも、土地の大きさも小さくて済みますよね。
エリアを少し変えれば、土地価格も変わってきます。
お子様の学区等のしがらみもなくなったからこそ、こういった思い切った選択も可能になってきます。
不動産会社は提案しない
「なんだ~!そんな方法もあったのか!はやく教えてくれれば良かったのに~」と思いますよね。
でも、この住まい探しの方法に多くの方が気付いていません。
なぜなら、不動産会社はこの方法を紹介しないから。
こんなにお客さんのハートをキャッチして、理想の住まいに近づけてくれる方法なのになんで紹介しないんでしょう。
理由は簡単で、建売の方が何倍も利益になるから。
2500万円の建売であれば、その仲介手数料は最大で約160万円になります。
しかしながら、注文住宅になると土地のお手伝いだけですので、1100万円の土地の買主様分の39万円です。
その差は4倍!!
仲介手数料を生業としている不動産会社にとっては、注文住宅を建築する方法を提案するメリットは全くありません。
ですので、不動産会社がお客様の検討を建売住宅⇒注文住宅に変える提案はほぼありません。
だから、自分から気付くしかないのです。
さいごに
子育てを終えたご夫婦に限らず、できれば「自分たちの家」を注文住宅として建築したいと思われている方は多くいらっしゃると思います。
しかしながら、自分たちの予算では建売だろうと判断して、建売物件を探されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうなると、不動産会社も教えてくれないため、注文住宅という選択肢に戻る事はほとんどありません。
でも、せっかくなら挑戦してみませんか?
注文住宅を検討してみて ⇒ やっぱり建売住宅だったね。
でいいじゃないですか!!
任せてください!当店がお手伝いいたします!