内覧時にちょこっと感じる下水臭さの正体と対策

ちょっと匂うな

賃貸にしても売買にしても物件の内覧に行くと、なんだか下水のような匂いがするな~と感じた事はありませんか。

特に夏場に多く感じる事が多く、新築物件でも感じる事がありますよね。あれは一体何なのでしょう。

「不動産屋さんも感じているはずなのに言ってこない。気になるけど何だか申し訳ない気がして不動産屋さんには聞けない。」なんて、そのまま匂いを我慢して内覧をするなんて経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

あれは、想定通り【 下水の匂い 】です!!

えっなんで下水の匂いが部屋に充満しているの?しかも新築でも匂うことあるのに?施工不良じゃない?など、いろいろ勘ぐってしまいそうですが、何の心配も要りません。

匂いの発生元はキッチンかもしれませんし、トイレかもしれませんし、お風呂場かもしれませんし、洗濯機置き場かもしれません。

つまるところ、下水と繋がっている管から匂いが逆流してきているのです。

排水の仕組みを知れば手が打てる

排水管

でも、そんなこと有り得るんですか。施工不良じゃないんですか。住んでからも臭いのは困ります。って思いますよね!

僕も学生の頃の部屋探しで、この経験があり、不安でした。でも、一切心配はいりません。住めば匂いは無くなります。

その理由は、水道等の排水に仕組みがあります。

上記写真のように、無駄に曲がった排水管を見たことがあると思います。普段はこれによって匂いを防いでいます。

下に突き出したU字部分には水が溜まっています。水は匂いを通しませんので、U字部分に水が溜まっている限りは、下水の匂いが排水口から上がってくることはないのです。

しかし、誰も住んでいない状態だと徐々に徐々にU字部分の水も蒸発していってしまい、最終的には無くなってしまいます。

だから夏場に匂うんです。夏場は暑くて、水もすぐに蒸発してしまいますからね!

したがって、住んで生活をしていれば匂いは無くなります。

長らく物件が空いたままになっている場合は、各排水溝に水を流してみて下さい。それだけで随分と変わりますよ~。

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