お家を買う時にかかる物件販売代金以外の費用とは?【物件種別ごとに諸費用を解説】

家と諸費用

◆お家を買うためには、販売価格を用意するだけでは足りないってホント?

◆販売価格以外になんの費用が必要なの?

◆販売価格以外に大体いくら必要なの?

こんな疑問をお持ちのあなたへ。

本記事ではお家を買うために必要となる販売価格以外の費用(以降、諸費用という。)を、物件種別ごとにまとめました。

これからお家を探される方や、気に入る物件が見つかった方は、この機会にしっかりと諸費用について知識を身に付けておきましょう。

諸費用は必ずかかる?節約可能?

お家を買う時には、物件の販売代金とは別に必要となる諸費用はいくら用意すればいいのでしょうか。


諸費用のことを知らずにお家を探しても、総額が予算オーバーしてしまい、お家探しの時間や真剣に悩んだ時間を無駄にしてしまいます。

なかには、大変気に入った物件を見つけ諸費用分だけ予算を上げて購入をしようか。と悩まれる方もいらっしゃいます。しかしながら、豊かな生活を実現するためにお家を買うのに、毎月住宅ローンの返済に追われてしまっては本末転倒ですよね。


お家を購入する際には必ず諸費用は必要となります。


しかしながら、実は諸費用のなかには節約可能なものもあります。
※詳細については各種別の説明をご確認ください。

諸費用を知ることで節約に繋げることもできるんですね。


しっかりとお家を買う決断をする前に、お家探しをする前に。諸費用について知識をつけて、正しいお家探しを進めていきましょう。


「土地」「新築建売住宅」「中古住宅」の種別ごと、加えて「住宅ローンを借りる場合」に分けて、諸費用を解説していきます。

上の目次より、あなたがお探しの物件種別に応じて、ご確認ください。

土地を買う場合の諸費用はいくら?

土地を買う場合には、いくらの諸費用を用意すれば良いのでしょうか。


目安は土地代金の6%前後です。



2000万円の土地であれば120万円、3000万円の土地であれば180万円です。

想像以上にかかりますね。驚かれる方も多いのではないでしょうか。


諸費用の存在を知らないと、3000万円だと思って契約したら3180万円を請求されるわけです。
せっかく立てた資金計画も狂ってしまいますよね。



では、このおよそ6%は何のための費用なのでしょうか。

細かい費用説明については「土地の諸費用を学ぶ」で解説しています。

新築建売を買う場合の諸費用はいくら?

新築建売を買う場合には、いくらの諸費用を用意すれば良いのでしょうか。


目安は建売売買代金の8%前後です。


3000万円の建売であれば、240万円。

用意するべき金額が大きくなりますので、資金計画ではしっかりと諸費用も含めて考えなければいけません。



新築建売で特徴的なのは、表示登記費用と付帯設備費用です。

まだ建物の存在が法務局に登録されていない状況ですので、どんな建物が建って誰が所有者なのかを登録しなければいけません。

このための費用が表示登記費用で、およそ9万円~10万円の費用が必要になります。


また、新築建売は物件によって網戸・カーテンレール・テレビアンテナ・シャッター雨戸などの設備が付いていません。

これらの設備を設置するための費用も確保しておかなければいけません。

細かい費用説明については「新築建売の諸費用を学ぶ」で解説しています。

中古住宅を買う場合の諸費用はいくら?

中古住宅を買う場合には、いくらの諸費用を用意すれば良いのでしょうか。


目安は中古住宅売買代金の7%前後です。


中古住宅の諸費用で一番考慮しないといけないのは不動産取得税です。

土地にしろ建売にしろ新築住宅を取得する場合は、ほとんどのケースで軽減措置が適用され不動産取得税はかかりません。


しかしながら、中古住宅の場合は不動産取得税が課税されるケースがあります。

たとえば、旧耐震基準の建物の場合はそもそも軽減措置の適用が受けられません。

それ以外にも、築年数に応じて軽減措置の度合いが異なるため、各物件ごとに計算を行うと、たまに不動産取得税が課税される物件に出会います。


軽減措置により、不動産取得税はかからない事が多くなっているため、不動産会社も気が付いていない場合があります。

しっかりとご自身で注意しておきましょう。


また中古住宅の場合は必要に応じて、諸費用とは別にリフォーム費用が必要になります。

リフォームを希望する場合は、必ず購入前にリフォーム会社さんに現地を見てもらってリフォーム内容と見積もりを確認してから、購入にすすんでください。

希望していたリフォームができない。やりたいリフォームを行うと予算オーバー。となってしまうと本末転倒です。


細かい費用説明については「中古住宅の諸費用を学ぶ」で解説しています。

不動産取得税の計算についても、リンクの記事をご確認ください。

住宅ローンを借りる場合の諸費用を知っておこう

住宅ローンを借りてお家を買う場合は、住宅ローン関連の諸費用がかかってきます。

これは、ここまで説明してきた各種別の諸費用とは別に必要になってきます。


目安は借入金額の3%前後です。


3000万円の住宅ローンを借りる場合はおよそ90万円です。

これとは別に種別ごとの諸費用がかかると考えると・・・・・諸費用って結構な金額になりますよね。


住宅ローンの諸費用のうち、もっとも大きいのは保証料です。

保証料は借入額の2%~3%ほどかかります(銀行や個人によって差がある)。

ちなみに、保証料は0円にもできますが、その場合は借入金利が上がりますので、総返済額で考えると、保証料を支払った方がお得です。


細かい費用の説明については「お家を買う時にかかる住宅ローン関連の諸費用を学ぶ」で解説しています。


諸費用の説明に関しては以上です。

諸費用について知っておく事の意味は、資金計画で間違わないことにあるので、基本的には、おおよその諸費用額を把握していればOKです。

もし、細かい説明が気になる方は各種別ごとの説明をご参照ください。


どんな物件でも必ず諸費用がかかってきます。

気に入る物件があっても、必ず一度立ち止まって、不動産会社から諸費用についての概算説明を受けるようにしましょう。

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